
Edvard Munch · PD
吸血鬼
作品情報
ストーリー
ムンクは1890年代半ば、この抱擁の場面を何度も油彩で描いています。初期の油彩のうち、美術館に入らず個人の手に残っていたのはこの一点だけで、ほかはオスロとヨーテボリの美術館にあります。画面の右上には「E. Munch 1894」と署名と年記が入っています。1903年にノルウェーの収集家が購入し、1934年からはある一族のもとで代々受け継がれ、長くニューヨークのメトロポリタン美術館に貸し出されていました。久しぶりに市場に出たのは2008年11月3日、ニューヨークのサザビーズの競売です。リーマン・ショックから七週間、世界の株式市場が大きく揺れていた時期でしたが、四人が競り合い、3820万ドルで落札されました。ムンクの作品としては、当時のオークション最高額でした。




