
Canaletto · PD
ヴェネツィア:ドゥカーレ宮殿とリーヴァ・デリ・スキアヴォーニ
作品情報
ストーリー
総督宮の前を延びる広い岸辺は、リーヴァ・デッリ・スキアヴォーニと呼ばれる。「スキアヴォーニ」はヴェネツィアの言葉で「スラヴ人」を意味し、この一帯に住みついたダルマチア出身の人々にちなむ名だ。カナレットがここを描いたのは1730年代の終わり、儀式も何もないふつうの日である。聖マルコの有翼の獅子をいただく円柱の下では水夫たちがぶらぶらし、近くには商人や外国からの客が立つ。その先では、ヴェネツィアの人々が散策し、黒衣の役人とすれ違う。舟がひしめき合って水面はほとんど見えず、その中に赤と金の縞の日よけをかけた一本マストのフスタ船がある。白い帆は、厚く盛った絵具と薄く透けるような層を並べて描かれている。1876年、ロンドンの収集家ウィン・エリスの遺贈によりナショナル・ギャラリーに入った。




