
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
ローマ、ファルネーゼ庭園からの眺め
作品情報
ストーリー
1826年、30歳のコローは初めてのイタリア旅行で、戸外制作を学んでいた。彼はパラティーノの丘、ファルネーゼ庭園に画架を据え、ローマの古い中心部を見下ろした。見落とされがちなのは、その仕事ぶりの几帳面さである。この眺めを朝に描き、正午にはコロッセオへ、午後にはフォロ・ロマーノへと向かった。あとの二点は今日ルーヴルにある。三点の習作に彼はおよそ15回の制作を費やした。光がほぼ同じ状態を保つのは一時間ほどで、戸外の画家は毎日同じ時刻に戻らなければ続きが描けないからだ。これは紙に描いた油彩で、現場での写生であり、美術館の壁のためのものではない。彼が立った庭園は、1550年に枢機卿アレッサンドロ・ファルネーゼが造らせたもので、ローマ皇帝たちの埋もれた宮殿の上に植えられていた。




