
Eugène Louis Boudin · PD
アンティーブの眺め
作品情報
ストーリー
1893年の春、68歳のブーダンは地中海沿岸のアンティーブにいました。岩の多い岸辺から入り江越しに見えるのは、海沿いの城壁に囲まれた旧市街です。屋根の上に並ぶ二つの塔は大聖堂の鐘楼とグリマルディ城の塔で、背後には山並みが続きます。画面の下にはフランス語で「12 Avril」、つまり4月12日という日付が書かれ、左下の署名の横には町の名も添えられています。同じ年の7月12日、パリの画商デュラン=リュエルがこの絵を画家から直接買い取り、その後27年間、画廊の在庫として手元に置きました。ようやく買い手が現れたのは1920年、デトロイト市です。美術館はその前年に市の一部局となっており、この絵は市の予算で購入されました。




