
オランダ領ブラジル、オリンダの眺め
作品情報
ストーリー
1662年、フランス・ポストがハールレムでこの絵に年記を入れたころ、オランダ領ブラジルはもう絵の中にしか残っていませんでした。ポルトガルは1654年にこの地を奪い返し、1661年8月のハーグ条約でその支配が正式に認められていたのです。丘の上には、ペルナンブーコの古い港町オリンダの大聖堂が廃墟となって立っています。美術館によれば、この建物はオランダによる征服の際に大きく損なわれました。1631年、オランダ人は拠点をレシフェに移す際に町に火を放っています。人々が廃墟へ向かって歩き、土地は海へと開けていきます。手前には熱帯の植物や果物、動物がひしめき、アルマジロ、アリクイ、ナマケモノ、猿、トカゲの姿が見えます。美術館によれば、彫刻の額縁も動物の意匠を引き継いでおり、画家自身の考案かもしれません。

