サモコフ地方の村のホロ(輪舞)

サモコフ地方の村のホロ(輪舞)


作品情報

制作年
1892

ストーリー

1892年ともなると、こうした情景には確かな重みがあった。ブルガリアがオスマンの支配を脱してまだ14年、画家や写真家、民俗学者の一世代がこぞって、失われる前の村の暮らしを記録しようとしていた。オブラゾピソフが描くのは「ホロ」、踊り手たちが手をつないで輪になるバルカンの踊りで、ソフィアの南、サモコフ近くの丘で村じゅうが踊っている。彼は生涯のほとんどを教会の内壁を描いて過ごし、その確かな筆を今度は世俗の主題へと向け、土地の衣裳をまとった人々の列を開けた草地に並べてゆく。画布に仕立てられたこの一枚は彼が64歳のときの作で、彼が生きるあいだにこの国はオスマンの一州から独立国家へと変わり、自らの村々を描くことを覚えつつあった。

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