
Andrea Mantegna · PD
聖母子
作品情報
ストーリー
アンドレア・マンテーニャは、その生涯のほとんどをマントヴァのゴンザーガ家の宮廷画家として過ごし、大広間を古代の情景で埋め尽くした。この作品はその正反対だ。小さく、静かで、家でひとりの人が向かって祈るために作られている。彼は15世紀の末にこれを描いた。きわめて目の細かい画布に、下描きもせず、まるで筆でそのまま素描するように仕事をした。母は眠る幼子に頬を寄せる。この優しい姿は、マンテーニャが彫刻家ドナテッロの大理石浮彫から借りたものだ。だがその顔は幸せそうではない。もの思わしげで、悲しげでさえある。幼子を包む淡い布は、いつの日か彼を葬る屍衣を先取りしている。




