聖母子(いわゆるクルムロフの聖母)

聖母子(いわゆるクルムロフの聖母)


作品情報

制作年
1395
技法
彫像(「美しき聖母」型):石灰質砂岩、彩色と金箔の痕跡
種類
彫刻
寸法
112 × 45 cm

ストーリー

1400年頃、南ボヘミアの町チェスキー・クルムロフ、ドイツ語でいうクルマウは、王国でも指折りの有力貴族ロジュンベルク家の所領だった。この聖母像がもともとどこに置かれていたのかは分かっていない。ロジュンベルク家が後ろ盾となっていた町の聖ヴィート教会、あるいは近くのシトー会ズラター・コルナ修道院が候補に挙げられている。確かなのは、1910年にクルムロフの民家で見つかり、そこから名がついたこと、そして1913年にウィーンのオーストリア国家コレクションのために購入されたことだ。1922年からはウィーン美術史美術館に置かれている。

マリアは両手で幼子を体の低い位置に抱き、マントは左右に長く輪を描くような襞となって垂れる。石は石灰質の砂岩で、かつて全体を覆っていた彩色と金箔は、わずかな痕跡を残すのみだ。いちばん細やかに観察されているのは幼子で、ふっくらとして落ち着きのない赤ん坊が、母の向こうへ視線を送っている。

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