
Canaletto · PD
ウォリック城
作品情報
ストーリー
ヴェネツィアの景観画家カナレットが1746年にロンドンへ渡ったのは、客のほうが来なくなったからでした。オーストリア継承戦争のせいで、彼の絵を買っていたイギリスのグランド・ツアーの旅行者が減っていたのです。1748年、カナレットは若い貴族ブルック卿フランシス・グレヴィルという依頼主を得ます。ブルック卿は一族の中世の城、ウォリック城とそのまわりの庭園の改修を進めていて、その仕事を造園家ランスロット・「ケイパビリティ」・ブラウンに任せていました。そして工事の様子を記録するため、カナレットに五点の絵を注文しました。この作品では、エイヴォン川の対岸から城の南側の正面を眺めています。手前では町の人々が川沿いの新しい散歩道をそぞろ歩き、そのまわりでは労働者が土を運び、石を切っています。改修はまだ続いているのです。




