
Canaletto · PD
ウォリック城、外庭からの東正面
作品情報
ストーリー
ヴェネツィアの景観画家が、なぜイングランド中部の城を描いているのか。1740年から48年まで続いたオーストリア継承戦争で大陸の旅は難しくなり、ヴェネツィアまで来てヴェドゥータを買っていくイギリス人の客足が止まった。1746年、カナレットは客のほうへ渡ることにして、ロンドンにおよそ九年とどまる。
ウォリック城の主フランシス・グレヴィル、ブルック卿は、そのイギリス時代の最も重要な注文主のひとりになった。1748年から52年にかけての四回の支払いが彼の帳簿に残っていて、画家は少なくとも二度ウォリックに足を運んでいる。
描かれているのは外郭から見た東の正面で、ガイズ塔と時計塔、入口の門が並ぶ。絵は注文主のロンドンの邸宅に掛けられたとみられ、バーミンガムの美術館に入ったのは1978年のことだった。




