白い磔刑

Kunstwollen.arte · CC-BY-SA-4.0

白い磔刑


作品情報

アーティスト
マルク・シャガール
制作年
1938
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
154.62 × 140 cm

ストーリー

1938年、パリのシャガールのもとにドイツからの報せが届く。焼かれるシナゴーグ、略奪されるユダヤ人の家、逃げ惑う人々。彼が描いたのは十字架のキリストだが、キリスト教の殉教者ではない。腰に巻かれているのは腰布ではなく、ユダヤ教の祈りのショールであるタリートだ。シャガールにとってキリストは、つねにユダヤ人殉教者の原型だった。中央を貫く白い光の帯の周りでは、村が燃え、難民を乗せた舟が傾き、トーラーの巻物を抱えた人々が逃げ、シナゴーグに火が放たれる。ある人物はもともと「私はユダヤ人だ」と記した札を下げていたが、シャガールは後にそれを塗り消した。この絵は同じ年のうちにアメリカへ渡り、いまはシカゴにある。ローマ教皇フランシスコが、いちばん好きな絵だと語ったことでも知られる。

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