
Sailko · CC-BY-3.0
孔雀のいる冬の庭
作品情報
ストーリー
1939年から1940年にかけての冬、フランスはすでにドイツに宣戦していたが、西部戦線ではほとんど戦闘がなく、「奇妙な戦争」と呼ばれた。ヴュイヤールはこの時期、高さ二メートルを超えるこの画布に取り組んでいたが、1940年6月の死によって絵は未完のまま残された。上部では葉を落とした木々が、素早い筆致の暗い枝を、橙色のにじむ灰色の空へ伸ばしている。蔦に覆われた緑の塀が庭を横切り、その手前の地面はまだ茶色い筆触がまばらに置かれただけだ。大きな木の高いところには黒っぽい鳥がとまり、題名は孔雀を告げている。技法はグアッシュと膠絵具。画家が口頭で遺した意志を家族が伝え、作品は国立美術館に入った。この絵は1947年から64年間アミアンの美術館に寄託され、2011年にパリへ戻った。




