
冬景色
作品情報
ストーリー
1834年の夏、画家はオランダを離れ、ドイツ国境を越えてすぐのクレーフェに移った。祖国には岩も滝も高い山もロマンティックな谷もない、というのがその理由だった。この冬景色は移住後まもない1835年から1838年のあいだに描かれたが、国境のどちら側の風景なのか、アムステルダム国立美術館も特定していない。起伏のある土地は、オランダのヘルダーラント州とも、ドイツのニーダーライン地方とも考えられる。雪の道はわらぶき屋根の農家の前を通り、葉を落とした並木道の奥へ荷車が遠ざかっていく。手前では男たちが、薪と野菜を積んだそりのそばで足を止めている。右手には霞んだ平野が地平線まで広がる。この絵は、1854年に銀行家アドリアーン・ファン・デル・ホープがアムステルダム市に遺贈したコレクションとともに、この街にやってきた。
