
冬景色
作品情報
ストーリー
ヤン・ファン・デ・カペレといえば凪いだ水面の画家で、港はあまりに静かで、船が自分の映り込みの上に載っているように見える。この絵では、その水がすっかり動きを止めている。運河が凍りつき、裸の木々と雪をかぶった藁葺き屋根の下で、村人たちが氷の上に出ている。
冬は彼にとって珍しい主題だった。冬景色は生涯でおよそ20点しか描いておらず、年記のあるわずかな作品はいずれも1652年と1653年のものだ。このカンヴァスもその一つで、画面下の中央に署名と1653年の年記がある。
初期の来歴ははっきりしない。イギリスの画家ジョシュア・レノルズ卿、のちにマンチェスターの収集家ウィリアム・ハードマンが所有していた可能性がある。その後ロンドンの画商コルナギを経て、1893年にマウリッツハイス美術館が購入した。現在はハーグにある美術館の第二の展示館、ウィレム5世ギャラリーで見ることができる。
