
Edvard Munch · PD
子供たちと女性
作品情報
ストーリー
1907年、ムンクは裸の女性が幼い子どもたちに囲まれて立つ姿を、何度も描いています。オスロのムンク美術館には、1906年から1907年にかけて女性と子どもを描いたペン素描や、翌年の「子どもを連れた裸婦」のためのクレヨン習作が残っています。この作品もその流れのなかにあります。女性はこちらに背を向け、両脇から子どもたちが寄り添い、奥には木の幹と細い浜辺がのぞきます。下地を塗っていない厚紙に、まず鉛筆で描き、その上に薄く絵具をのせているため、厚紙の茶色がそのまま画面に残っています。美術館の目録は技法を「鉛筆と油彩」としながら、油彩のあとに疑問符を添えています。署名はありません。ムンクは1944年に亡くなるまでこの作品を手元に置き、遺言によってオスロ市に遺された作品群とともに、いまは美術館の所蔵となっています。




