
労働者の妻
作品情報
ストーリー
シャルレイ・トーロップがこの絵を描いたのは1942年から1943年、ドイツ占領のさなかだった。彼女は占領当局がオランダの文化活動を統制するために設けた文化院への加入を拒み、そのため展覧会への出品も作品の販売も公式に禁じられていた。モデルについて美術館は長いあいだほとんど何も知らず、トーロップが「労働者の妻」と呼び、手紙では「プント母さん」と書いていたことがわかっているだけだった。2019年、ある新聞が別の女性の名を挙げたのをきっかけに、家族が美術館に連絡してきた。彼らはそこに自分たちの祖母を見つけていた。ベルヘン村に住み、トーロップの家で家政婦をしていたヨハンナ・プント、通称ヤンシェである。そのころにはもう、この絵は常設展示の中でも来館者に特に愛される一枚になっていた。



