
Édouard Vuillard · PD
ドアの取っ手に手をかけた少女
作品情報
ストーリー
高さわずか32センチの厚紙に描かれた画面は、ほとんどひとつの色でできている。扉も壁も若い女性の服も同じ温かなオレンジがかった茶色で、それを破るのは服の柄の灰色の斑点と、前身ごろの暗い帯、襟もとの明るい部分くらいだ。彼女は頭を垂れて身をかがめ、片腕をドアの取っ手へ伸ばしている。左上にはヴュイヤールの頭文字と「91」という年記がある。1948年ごろ、この絵はニューヨークの収集家ドナルドとジーンのストラレム夫妻のもとにあり、同じ年にはジャック・セリグマン画廊で開かれた画家の初期作品の展覧会に出品された。1954年にはクリーヴランド美術館とニューヨーク近代美術館のヴュイヤール展に貸し出されている。ゼイネブとジャン=ピエール・マルシー=リヴィエール夫妻は2011年にこれをオルセー美術館に寄贈したが、2016年1月にジャン=ピエールが亡くなるまで手もとに置いていた。




