バンケティング・ハウス
ロンドン, イギリス
ストーリー
バンケティング・ハウスは、かつてイングランド王の広大なロンドンの居所だったホワイトホール宮殿の、唯一残る壮麗な部屋である。宮殿の大部分は1698年に焼失した。イニゴー・ジョーンズは、イタリアで学んだ建物にならい、ロンドンの人々が見たこともなかった厳格な古典様式で、1622年にジェームズ1世のためにこれを完成させた。
見上げれば、人々が今なお訪れる理由がわかる。1636年に設置されたピーテル・パウル・ルーベンスの9枚のカンヴァスが、天へと昇るジェームズ1世の栄光で天井を埋め尽くしている。本来掛けられるべき場所に今も掛かるルーベンス作品としては最大で、注文したチャールズ1世は大金を払った。
そのチャールズは1649年1月30日、この部屋を端から端まで歩き、外壁に組まれた処刑台へと向かい、群衆の前で斬首された。臣下の手で処刑された唯一のイングランド王である。彼の行列が通ったとされる窓は、今日でも指し示される。
