
ストーリー
ダラム州の小さな市場町に、ロワール地方からそのまま持ち上げてきたようなフランスのシャトーが立っている。石炭で財を成した伯爵の庶子ジョン・ボウズと、フランスの女優で画家の妻ジョゼフィーヌが、最初から美術館として建てたものだ。二人はイングランド北部の庶民のための公共の美術館として共同で設計したが、1892年の開館を見ることなく二人とも世を去った。
最も愛される一点が「銀の白鳥」だ。1773年に作られた実物大の銀のオートマタで、2,000を超える可動部品を持つ。ぜんまいを巻くと、羽づくろいをし、周りで波打つガラスの棒に向かって首を傾け、魚を捕らえて飲み込むように見える。今も一日に一度、その動きを見せる。
その周りには、ボウズ夫妻がパリで大量に買い集めた絵画が掛かる。エル・グレコ、ゴヤの肖像画、カナレットなどで、膨大なフランスの家具、陶磁器、衣装とともに並んでいる。


