
ストーリー
ブルックリン美術館は、世界最大の美術館になるはずだった。20世紀の変わり目に建築事務所マッキム・ミード・アンド・ホワイトが設計したボザール様式の建物は、結局その四分の一ほどしか建たなかったが、それでも巨大で、プロスペクト・パークの端に建つ神殿のような場所だ。
館内には、アメリカでも指折りのエジプト・コレクションがある。何千年にもわたる彫像、棺、パピルスで、その多くは美術館自身の初期の発掘によって集められた。四階には、誰が壁に掲げられるべきかについて美術館の考え方を変えた作品がある。ジュディ・シカゴの《ディナー・パーティー》だ。歴史上の三十九人の女性のために席を設えた巨大な三角形の宴席で、2007年にフェミニズム美術のためのセンターの中心として、ここに恒久的な居場所を得た。そのかたわらには、植民地時代の肖像画からハドソン・リバー派の風景、ジョージア・オキーフに至るアメリカ美術の展示室が続いている。






