
音声ガイド
ストーリー
チューリッヒのクンストハウスは、ノルウェー国外で最大のエドヴァルド・ムンクの絵画群を所蔵している。この陰鬱なノルウェー人を、多くの土地よりもずっと早くから真剣に受けとめた都市が、早い時期に集めたものだ。アルベルト・ジャコメッティの細長い青銅の人物像の部屋もあり、この芸術家の母国の美術館にふさわしい。さらにスイス美術とヨーロッパ近代美術も手厚く所蔵する。
2021年、美術館はイギリスの建築家デイヴィッド・チッパーフィールドによる、冷ややかで箱型の増築でおよそ倍の規模になり、スイス最大の美術館となった。その新しい翼は、ある論争を抱えて登場した。ここにはチューリッヒの兵器製造業者エミール・ビュールレのコレクションが収められている。彼は第二次世界大戦中に武器を売って富を築き、印象派の傑作を買い集めたが、その一部は売却や亡命を強いられたユダヤ人所有者の手を経たものだった。美術館はいま、ビュールレの絵を、それぞれがどこから来たのかについての調査とともに展示している。だから、ここでモネやセザンヌやゴッホを見に来る訪問には、それらがどう手に入れられたのかという問いがついて回る。
コレクション
21点の作品
赤・青・黄のコンポジション IIピート・モンドリアン, 1930
X氏(ピエール・ロティ)の肖像アンリ・ルソー, 1906
ロシュフォールの脱走エドゥアール・マネ, 1880
漂白場のあるハールレムの眺めヤーコプ・ファン・ロイスダール, 1670
鱒ギュスターヴ・クールベ, 1872
シャルル・ド・ギーズ(ロレーヌ枢機卿、ランス大司教)の肖像エル・グレコ, 1572
ジャンヌ・エビュテルヌの肖像アメデオ・モディリアーニ, 1918
ウェイトレスアメデオ・モディリアーニ, 1916
二人の兵士とラッパ手を伴う女中ピーテル・デ・ホーホ, 1650
ジャコウアオイを生けた花瓶フィンセント・ファン・ゴッホ, 1886
家の裏の庭フィンセント・ファン・ゴッホ, 1888
陽光の中の積みわらクロード・モネ, 1890
緑の麦畑フィンセント・ファン・ゴッホ, 1889
牛とラクダのいる風景アウグスト・マッケ, 1914
サント・ヴィクトワール山ポール・セザンヌ, 1905
エルザ・グレーザーの肖像エドヴァルド・ムンク, 1913
シャポンヴァルの藁葺き砂岩の家々フィンセント・ファン・ゴッホ, 1890
庭師 Iジョルジュ・スーラ, 1882
サント=マリーの3軒の白い小屋フィンセント・ファン・ゴッホ, 1888
黒い染みワシリー・カンディンスキー, 1921
日傘を持つ男クロード・モネ, 1867