
ストーリー
狩猟と自然の博物館のある部屋では、天井がフクロウの羽で覆われています。ベルギーの美術家ヤン・ファーブルの作品です。この部屋が館全体の調子を決めています。パリのマレ地区にあるこの博物館は、剥製、狩猟用の武器、古典絵画、現代美術を取り混ぜ、動物そのものを軸に展示しています。イノシシの間、オオカミの小部屋、そして一角獣に捧げられたアルコーヴがあります。
創設したのは実業家フランソワ・ソメールと妻ジャクリーヌです。2人は狩猟家で、第二次世界大戦後、アルデンヌの所有地に大型の野生動物を呼び戻すことに力を注ぎました。2人が集めた3000点近い狩猟関連の品々が、コレクションの核になっています。博物館は1967年、文化大臣アンドレ・マルローによって、ゲネゴー館に開館しました。1650年代に建てられたこの館は、建築家フランソワ・マンサールが手がけたパリの邸宅のうち、完全な形で残る唯一のものです。
絵画では、クロード・モネの『狩り』(1876年)に注目してください。森の小道が光の差す一角へと開けていく大きなカンヴァスです。フランドルの画家ペーテル・パウル・ルーベンスとヘンドリック・ファン・バーレンによる、ニンフたちを連れた女神ディアナの絵もあります。1864年の年記をもつギュスターヴ・クールベの『雪の中の狩猟の情景』は、最近になってコレクションに加わった最初のクールベ作品です。



