
ストーリー
スコットランド国立美術館は、実際にはエディンバラの三つの美術館を一つの名で束ねたもので、国の美術コレクションを収めている。その中心にあるのが、ザ・マウンドに建つスコットランド・ナショナル・ギャラリーだ。建築家ウィリアム・プレイフェアによる列柱を備えた一対の神殿風の建物で、旧市街と新市街のあいだの尾根に据えられている。
内部にはスコットランド絵画の物語が掛かる。ラムジー、レイバーン、ウィルキー、そして広く愛される一風変わった一点、ヘンリー・レイバーンが描いた、凍った湖でスケートをする牧師の小さな肖像だ。腕を組んで滑っている。それらを取り巻くのは、ボッティチェリ、ティツィアーノ、ベラスケスに及ぶヨーロッパのコレクションである。
少し歩けば、肖像画美術館が赤い砂岩のゴシック建築のなかにスコットランド史の顔を集め、近代美術館が20世紀を収める。その芝生は美術家チャールズ・ジェンクスによって草の段丘に形づくられている。ティツィアーノの二点の《ディアナ》は、エディンバラとロンドンで分かち合われ、数年ごとに両都市を行き来している。





