クラクフ国立博物館

クラクフ国立博物館

クラクフ, ポーランド · 公式サイト


音声ガイド

ストーリー

ポーランド最古の公共博物館は1796年、イザベラ・チャルトリスカ公妃が、国が地図から分割で消し去られたのちもポーランドという感覚を生かし続けるため、国の遺物と古典絵画を集めはじめたときに始まった。彼女の一族のコレクションは、いまやクラクフ国立美術館の花形の翼となり、この国で最も名高い一枚の絵を収めている。

それが、1490年ごろに描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」だ。モデルはミラノ公の若き愛人チェチリア・ガッレラーニで、彼女が抱く白い貂は、公のあだ名にかけた言葉遊びであると同時に純潔の印でもある。レオナルドが遺した数少ない完成した肖像画のひとつだ。数室先には、レンブラントの「善きサマリア人のいる風景」が掛かる。彼が描いたごくわずかな純粋な風景画のひとつである。

このコレクションは傷も負っている。ドイツ占領下、このレオナルドと、ラファエロの「若い男の肖像」がともにナチス指導部のために接収された。レオナルドは1945年に戻ってきた。ラファエロはついに戻らず、第二次世界大戦でいまだ行方知れずのままの、最も価値ある絵の一枚であり続けている。その空の額縁が、代わりに掲げられることもある。これらの目玉の作品のほかにも、美術館はいくつもの建物にわたってポーランド絵画、武具、装飾美術を広げているが、大半の来館者は一枚の小さな板絵と、貂を抱く女のために階段をのぼる。

まだまだたくさんあります。公開時にいちばんに。

コレクション

28点の作品