サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会

サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会

シエナ, イタリア


ストーリー

1260年9月、シエナは市の東数キロのモンタペルティでフィレンツェを破りました。フィレンツェ側の捕虜のなかに、コッポ・ディ・マルコヴァルドという画家がいました。1261年、彼は大きな板絵の聖母子に署名と年記を入れます。それがいま、丘の上に建つこのセルヴィ会の聖堂に掛かっている「マドンナ・デル・ボルドーネ」で、コッポの作と確実にいえる唯一の絵です。伝承では、彼はこの絵で身代金を払い、自由の身になったとされています。

二つの顔をよく見てください。半世紀ほど後、シエナの画家が聖母と幼子の頭部を、当時シエナを代表する画家ドゥッチョ風のやわらかな描き方で塗り直しました。X線写真には、その下にあるコッポの硬いビザンティン風の顔立ちが写っています。

聖堂そのものも完成までに長い年月がかかりました。工事は1世紀以上続き、献堂は1533年。れんがのファサードは未完成のまま残っています。堂内では、この聖母がピエトロ・ロレンツェッティとその工房による1330年代のフレスコ画、そしてマッテオ・ディ・ジョヴァンニの「幼児虐殺」と並んでいます。兵士と母親たちがひしめくその板絵には、1491年の年記があります。

作品の前にいるなら、カメラを向けて。アプリを入手。

コレクション

1点の作品