
音声ガイド
ストーリー
エディンバラの真ん中、旧市街と新市街を結ぶマウンドと呼ばれる人工の丘に、蜂蜜色の砂岩でできたギリシャ神殿風の建物が二つ立っている。その南側がスコットランド国立美術館で、市の偉大な古典主義建築家ウィリアム・ヘンリー・プレイフェアが設計し、1859年に開館した。
内部の壁は深い赤で、スコットランドのコレクション自体が大きな見どころだ。もっとも愛される絵は、ヘンリー・レイバーンが1795年ごろに描いた小さな肖像で、エディンバラ郊外の凍った湖でスケートをする聖職者が、腕を組んで滑っている。ここでは誰もが「スケートをする牧師」として知っている。
美術館はスコットランドをはるかに越えても手を伸ばす。ロンドンのナショナル・ギャラリーと共有するのが、ティツィアーノの二つの偉大な神話画《ディアナとアクタイオン》と《ディアナとカリスト》で、1550年代にスペイン王のために描かれ、二つの美術館が英国に留めるため共同で購入した。その周りにはボッティチェッリ、ラファエロ、卵を揚げる老女を描いたベラスケスの初期の厨房画、そして充実した印象派の一群が掛かる。常設コレクションの入場は無料だ。
コレクション
38点の作品
ヘロデの饗宴ピーテル・パウル・ルーベンス, 1636
聖カタリナの神秘の結婚ニコラ・プッサン, 1628
聖母子と洗礼者ヨハネおよび身元不明の聖人ティツィアーノ, 1517
医者フランシスコ・ゴヤ, 1780
散歩の聖母ラファエロ, 1516
エプト川沿いのポプラクロード・モネ, 1891
自画像レンブラント, 1657
モーセの発見ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ, 1740
棕櫚の木のある聖家族ラファエロ, 1506
パンと魚の奇跡バルトロメ・エステバン・ムリーリョ, 1674
雀の巣を奪う者ジャン=アントワーヌ・ヴァトー, 1712
キリストの幼子を崇拝する聖母アンドレア・デル・ヴェロッキオ, 1470
眠る幼子イエスを崇める聖母サンドロ・ボッティチェッリ, 1485