
ストーリー
ベッドフォードシャーのウォバーン・アビーは、4世紀以上にわたってベッドフォード公爵家の館であり続けてきた。もとはシトー会の修道院で、ヘンリー8世が修道院を解散させたのちラッセル家に与えられ、今も鹿の群れが草を食む庭園に囲まれた大邸宅へと育った。
そのコレクションは、裕福な一族が何世代もかけて築くたぐいのものだ。目玉は、カナレットによるヴェネツィアの眺望24点の連作である。1730年代、グランドツアー中の第4代公爵が注文し、そのために設計された部屋にまとめて掛けられた、この画家の作品としては世界でも最大級の一群だ。
それらの周りには、ヴァン・ダイク、レノルズ、ゲインズバラの肖像画と、現存する三点の《アルマダの肖像》の一つがある。1588年のスペイン艦隊の敗北を記念して描かれたエリザベス1世の肖像で、女王の手は地球儀に置かれている。館は今も人が住む個人所有で、サファリパークとともに来館者に開かれている。
