アドリアーン・コールテ

アドリアーン・コールテ

オランダ共和国 · オランダ黄金時代, 静物画


ストーリー

17世紀オランダの偉大な静物画家たちが、画布を伊勢海老や銀器や輝くガラスで埋め尽くしていたころ、オランダ共和国の南西のはずれ、静かな地方都市ミッデルブルフの一人の画家は、ほとんど逆のことをしていた。アドリアーン・コールテが描いたのは、小さく切り詰めた板絵だった。裸の石棚に置かれた一束のアスパラガス、数粒の野いちご、三つの貝殻が、飾りのない暗い地を背に光を受けている。

その生涯はほとんど知られていない。1683年から1707年にかけて絵に署名と年記を残し、多くは独りで、画家組合の外で働いたらしく、あまりに無名だったため、死後その名はほとんど消えた。絵のほうは、しばしば無署名のまま、あるいは別人の作として生き延びた。

再発見は1950年代に訪れた。オランダの美術史家ラウレンス・ボルが作品を探し出し、目録にまとめ始めたのである。1958年、こうした小さな板絵およそ35点の展覧会が、オランダで大きな反響を呼んだ。いま、コールテのアスパラガスの静物が一点、アムステルダムの国立美術館に掛かっている。その板は、便箋一枚ほどの大きさにすぎない。

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作品

3点の作品