リヒテンシュタイン城の画家の工房

神聖ローマ帝国 · 後期ゴシック


ストーリー

1450年頃、ウィーンのある工房が、聖母の生涯を描いた14場面と受難を描いた7場面からなる巨大な翼祭壇を制作しました。この祭壇はのちに解体され、板絵はいまウィーン、ミュンヘン、バーゼル、フィラデルフィア、モスクワ、タリンなど各地の美術館に散らばっています。研究者たちは長いあいだそれらを何人もの画家に振り分けていましたが、やがてひとつの祭壇の部分だと認められました。

画家の名は分かっていません。南ドイツのヴュルテンベルクの岩山に建つリヒテンシュタイン城に、制作地から遠く離れて伝わった2枚の板絵にちなみ、リヒテンシュタイン城の画家と呼ばれています。その絵には同時代のネーデルラント美術の影響が見られ、近年の研究は、皇帝フリードリヒ3世の弟である大公アルブレヒト6世が注文主だった可能性を指摘しています。

ベルヴェデーレは、1445年から1450年頃の《神殿の12歳のイエス》をこの画家の工房の作としています。この板絵はマインツの収集家ルートヴィヒ・マルクス、ウィーンの銀行家ルイ・ロートシルトの手を経て、1928年に美術史美術館が購入しました。2013年、ベルヴェデーレはこの画家とその時代を扱う展覧会「ウィーン1450」を開きました。

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作品

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