
神殿の中の十二歳のイエス
作品情報
ストーリー
ゴシック様式の高い玉座に座る少年イエスは、片手を上げて語りかけている。ルカによる福音書によれば、12歳のイエスは過越祭の帰り道で両親とはぐれ、三日後に神殿で見つかった。教師たちの真ん中に座り、話を聞いたり質問したりしていたという。玉座の下の教師たちは、画家と同時代の学者の身なりをしている。一人は長い巻物を膝に広げ、一人は開いた本に顔を寄せ、一人は指を立て、もう一人は頬杖をついている。マリアはヨセフと並んで脇に立ち、胸の前で腕を交差させる。ベルヴェデーレは、1445年から1450年頃にウィーンで描かれたこのパネルを、リヒテンシュタイン城の画家の工房の作とする。上部の尖頭アーチの透かし飾りは、元の枠の痕跡をもとに作られたネオ・ゴシックの額縁の一部である。