
シャボン玉を吹く少年
作品情報
ストーリー
シャボン玉を吹く子どもは、オランダ絵画ではおなじみの死の戒めだった。「ホモ・ブッラ」、人間は泡であるというラテン語の言葉は、人文学者エラスムスの格言集にも収められており、画家たちは泡を、命がいかにあっけなくはじけるかを示す略記号として使った。
カスパル・ネッチェルがこの少年を描いたのは1670年、絵はがきよりも小さな板の上である。マウリッツハイス美術館は輝くシャボン玉に目を留め、少年が生き生きとしているぶん、古い教訓がいっそう切なくなると述べている。年記の横の署名は、最後の数文字しか読み取れない。作品は個人の所蔵で、2011年からマウリッツハイス美術館に貸し出されている。



