
Frans van Mieris the Elder · CC-BY-SA-4.0
騎士
作品情報
ストーリー
フランス・ファン・ミーリス(父)は1658年ごろ、ライデンでこの小さな板絵を描いた。自画像と考えられている。画家自身を、羽根飾りの帽子をかぶった威勢のいい騎士に仕立て、半ば微笑みながらこちらを見ている。驚くほど小さく、高さはわずか20センチほどしかない。ミーリスはライデンのファインスハルダース、すなわち「精緻画家」の一人で、ごく小さな画面に、筆跡が消えるほど緻密に磨き上げて描いた。この絵は1993年、寄贈品としてシドニーのニューサウスウェールズ州立美術館に入った。2007年6月のある日曜の朝、壁から外されて館外へ持ち去られ、以来姿を消したままである。いまではFBIが公表する、世界で最も指名手配された盗難美術品十点の一覧に載っている。
