
スルタンの伝令チャヴシュ
作品情報
ストーリー
チャヴシュ(ヨーロッパではシャウスなどと綴られました)は、スルタンの命令を伝えるオスマン帝国の役人です。勅令を携えて地方へ馬を走らせ、高官どうしの伝言を運び、宮廷の儀式では秩序を保って外国の使節を案内しました。カンヴァスの裏に書かれたオランダ語は、彼を「ポストローペル」、つまり飛脚と呼んでいます。
風景の中にひとりで立つ全身像で、特定の誰かの肖像というより、ひとつの役職を示す姿です。高さ39センチの小さな画面で、イスタンブール駐在のオランダ大使コルネリス・カルクーンが持っていた衣装人物画の一揃いに属していました。カルクーン自身も1727年、スルタン・アフメト3世に謁見しています。まさにチャヴシュがこの務めを果たす、宮殿での謁見でした。




