ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房
南ネーデルラント · オリエンタリズム
ストーリー
石の壁の前に兵士が全身像で立ち、片手をマスケット銃の銃身に添えています。裏面には誰かが「Arbanes」と書き、その下にオランダ語で「アルバニアの兵士」と記しました。下の隅には27という数字が描かれています。高さわずか39センチほどのこのカンヴァスは、イスタンブール駐在のオランダ大使コルネリス・カルクーンが所有した絵のなかの、小さな衣装人物図のひとつです。
「工房」という表記は、こうした絵の作られ方を映しています。ジャン=バティスト・ヴァンムールはイスタンブールに40年近く暮らし、西欧からの訪問者たちは、修道僧デルヴィーシュからギリシア人女性、アルバニア兵まで、この町の人々をその装いで描いた人物図を求めました。彼は助手を使ってその需要に応え、助手たちは彼が作り上げた型を繰り返し描きました。アムステルダム国立美術館は、この兵士を、デルヴィーシュを含む同じグループのほかの小さな人物図と同様に、彼の工房の作としています。
美術館はこのカンヴァスの年代を、1700年からヴァンムールが没した1737年までと幅をもたせて示しています。
作品
15点の作品
スルタンの伝令チャヴシュジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
ギリシアの司祭ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
アルバニアの兵士ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
ペラの大使館の建物ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1732
イェニチェリの兵士ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
デルヴィーシュジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
大宰相ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
スルタン・アフメト3世の肖像ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
シラフダール・アアス、スルタンの侍従(最高位の武器捧持者)ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
スルタンの白人宦官長カプ・アアスジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
宮殿の門衛長カプジュバシュジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
チャヴシュバシュジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
イェニチェリ軍団総司令官イェニチェリ・アアスジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
スルタンの黒人宦官長クズラル・アアスジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718
スルタンの母后ジャン=バティスト・ヴァンムールの工房, 1718