
雌鶏と孔雀と七面鳥
作品情報
ストーリー
手前の大きな黒っぽい鳥は七面鳥です。この絵が描かれた1680年頃でも、七面鳥はヨーロッパに来てまだ日の浅い鳥でした。原産はアメリカ大陸で、ヨーロッパに渡ったのは16世紀のこと。一方、アジア原産のクジャクはずっと前から知られていました。裕福なオランダ人はどちらも観賞用に飼っていたのです。メルヒオール・デ・ホンデクーテルは鳥たちを石の円柱の足もとに集め、その中に小さな物語を仕立てています。白い雌鶏が頭を低くしてひなを守り、より大きく堂々とした鳥たちがその小さな家族を見下ろしています。中央のクジャクは、鳴き声を上げるかのようにくちばしを開いています。この絵は宮殿から来たものではありません。アムステルダムの銀行家アドリアーン・ファン・デル・ホープの所蔵品で、彼は1854年にコレクションを市に遺贈しました。いまもアムステルダム市から美術館に貸し出されています。




