
北西から見たデーフェンターの眺め
作品情報
ストーリー
サロモン・ファン・ロイスダールはハールレムで暮らし、制作していましたが、1657年、はるか東のエイセル川沿いの町デーフェンテルを描いたこの風景に署名と年記を入れました。時刻は早朝です。町は対岸の靄の中に低く横たわり、風車の間に丸いノールデンベルフ塔と、段を重ねた大教会の高い塔が見分けられます。画家はいくつかの建物を実際の位置から少しずらし、町並みに整ったリズムを与えています。渡し船として使われる三艘の小舟が、風を受けて傾きながら朝日に向かって川をさかのぼり、乗客は寒さに身を縮めてぎっしりと乗り込んでいます。手前では小舟に乗った漁師が引き網を操り、そのコルクの浮きが水面に揺れています。網は草地に引き上げられた別の舟につながれていて、画家の署名はその舟の板の一枚に記されています。




