
リッサ海戦におけるテゲトフ提督 I
作品情報
ストーリー
1866年7月20日、アドリア海のリッサ島沖で、オーストリア艦隊とイタリア艦隊がぶつかりました。数で勝っていたのはイタリア側でしたが、戦死者はイタリアが600人以上、オーストリアは38人にとどまりました。勝敗を決めたのは、オーストリアの旗艦エルツヘルツォーク・フェルディナント・マックスが、イタリアの装甲艦レ・ディタリアに艦首から体当たりした一撃です。レ・ディタリアは数分で沈みました。
ロマコが描いたのは、その衝突直前の艦橋です。中央に立つのが司令官のヴィルヘルム・フォン・テゲトフ少将、そのそばには艦長のマクシミリアン・ダウブレブスキー・フォン・シュテルネックがいます。体当たりを指揮したのはこの艦長で、のちにオーストリア海軍全体を率いる立場になりました。高さ一メートルに満たない縦長の板に、ロマコは1878年から1880年にかけてこの場面を描いています。
