
大気(四大元素)
作品情報
ストーリー
18世紀には、四つの擬人像を一組にしたシリーズが広く好まれた。四大陸、四季、そして四大元素である。これは、ロザルバ・カッリエーラが1741年から1743年にかけてジョヴァンニ・フランチェスコ・ストッパーニのために仕上げた四大元素の連作のうち、「大気」にあたる一枚。ストッパーニはミラノ出身の聖職者で、当時はヴェネツィア駐在の教皇大使、つまり共和国に対する教皇の大使を務め、のちに枢機卿となった。
四枚はいずれも肖像画のように構成され、若い女性の顔がすぐ間近にとらえられている。それぞれの元素を示す持物は紙の端に追いやられ、三枚では右下に置かれている。例外がこの「大気」だ。わずかに裾がのぞく深い青のマントをまとい、糸につないだ小鳥を手にしている。




