
Wassily Kandinsky · PD
アフトゥイルカ、秋
作品情報
ストーリー
この小さな板絵は、題名と裏面とで別々の場所を指しています。レンバッハハウスはこれを「アフトゥイルカ、秋」のための習作として登録しています。アフトゥイルカはモスクワの北東、セルギエフ・ポサードの近くにあったトルベツコイ公爵家の領地で、カンディンスキーは1917年の夏にここで絵を描いています。ところが裏面には、本人の手で「ミュンヘン」と書かれ、57という番号と、ドイツ語の「秋の習作」の書き出しが残っています。その先は途切れています。ロシアの風景をバイエルンで記憶から描いたのか、ミュンヘンの秋の習作を後からロシアの作品に結びつけたのか、美術館の記録は答えを出していません。はっきりしているのは素材のほうで、カンヴァスを貼った幅33センチほどの厚紙に、油彩と膠絵具を併用しています。右下には赤でKANDINSKYの署名があります。




