
アレクサンドロス大王
作品情報
ストーリー
白い羽根飾りをなびかせた金の兜の武将が、勝利の女神ニケの小像を手にしています。女神は月桂冠を差し出し、胸甲には顔をしかめた仮面の飾りが付いています。ボルゲーゼ美術館の解説によれば、この小像はアレクサンドロス大王を、生まれながらに勝利を約束された半神のような存在として示しているといいます。図像の元になったのは、ジュリオ・ロマーノが1537年から1538年にかけて描いた作品で、おそらくフェデリコ2世・ゴンザーガの注文によるものでした。フェデリコはその少し前の1530年に、皇帝カール5世から初代マントヴァ公に叙せられています。この作品はずっと後の模作です。美術館は慎重に、カヴァリエール・ダルピーノの名で知られるジュゼッペ・チェーザリの作としており、制作は17世紀前半とされています。現在はベルニーニのダヴィデ像にちなんで名づけられた部屋に掛けられています。