
Henryk Siemiradzki · PD
侍医フィリッポスを信頼するアレクサンドロス大王
作品情報
ストーリー
1870年の初め、サンクトペテルブルクの帝国美術アカデミーは卒業生に大金メダルを競う課題を出し、27歳のシェミラツキがこれに挑んだ。この賞はアカデミーの費用による六年間の海外遊学を約束するもので、彼は見事に勝ち取った。主題は古代の歴史家に由来する。ペルシア遠征の途上で重い病に倒れたアレクサンドロス大王のもとに、侍医フィリッポスが買収され毒を盛ろうとしている、という密告が届く。王は薬を飲みながら、その手紙をフィリッポスに差し出し、飲むあいだに読ませた。この信頼の一瞬こそが画題である。幅三メートル半ほどのこの大作は、今はミンスクに収められている。




