
Camille Pissarro · PD
トゥール=デュ=ジョングルール並木道とミュジー氏の家、ルーヴシエンヌ
作品情報
ストーリー
この絵は60年以上、1875年の作とされてきました。2005年に刊行されたピサロの作品総目録が制作年を1869年頃に改め、オルセー美術館もこの年代を採っています。ピサロがパリの西、ルーヴシエンヌに住んでいた時期です。題名の並木道は「ジョングルールの塔」にちなむ名で、この塔は1680年代に造られたルーヴシエンヌ水道橋の端にありました。水道橋はセーヌ川から汲み上げた水をマルリーとヴェルサイユの庭園へ送るためのものでしたが、1866年に地下の管に置き換えられ、役目を終えています。塔そのものは画面に描かれていません。ピサロが描いたのは、塀の向こうに建つミュジー氏という人物の背の高い家、若木の下で草を食むヤギ、道端に腰を下ろした女性、そして耕された土の向こうで、積み上げた材木と大きな荷車の車輪のあいだで働く人々です。




