寓意的スケッチ―イルカ

Didier Descouens · PD

寓意的スケッチ―イルカ


作品情報

制作年
1883
技法
oil paint
種類
絵画

ストーリー

1883年には、モンマルトルのポスターで知られるロートレックはまだ存在していなかった。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックは18歳ほど、パリで学ぶ学生であり、若い画家なら誰もが課された学院風の習作を、なお描いていた。イルカを主題に組み立てられたこの寓意的な習作もそのひとつである。十年ほどのちに彼を有名にするダンスホールやキャバレーのポスターからは、まだ遠い。これほど軽い下絵が残ったのは、なによりも彼の作品が最後にどこへ収まったかによる。ロートレックは1901年、37歳を前に世を去り、母のアデル伯爵夫人が息子のアトリエをまとめ、生まれ故郷である南フランスのアルビに寄贈した。1922年にそこで開いた美術館は、いまも世界最大の彼の作品コレクションを収め、このような初期の習作もそこに含まれている。

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