
寓意
作品情報
ストーリー
ティツィアーノの名を負うことは、諸刃の利点でした。ティツィアーノ・ヴェチェッリオ・イル・ジョーヴァネ、通称ティツィアネッロは、17世紀前半、名高い縁者ティツィアーノの死からずっとのちに活動しました。この《アレゴリー》は、ティツィアーノ自身も描いた主題、死を前にした人間の齢を取り上げています。若者と老人が、むき出しの髑髏とともに並びます。この組み合わせは時についての教えとして読まれました。若さと老いは同じ道の上にあり、その果てに髑髏が待つ、という具合です。ティツィアネッロが残した絵は少なく、彼はむしろティツィアーノの短い伝記を書いた人物として、自作以上に記憶されています。この一辺70センチ余りの小さな画布は、今も彼の名を伝える数少ないものの一つです。