不幸な家族

不幸な家族


作品情報

制作年
1849
技法
油彩・カンヴァス
寸法
114 × 78.5 cm

ストーリー

この絵は「自殺」という別名でも知られてきました。屋根裏部屋の斜めの天窓の下、母親は擦り切れた肘掛け椅子に背筋を伸ばして座り、天を仰いでいます。娘はひざまずき、母の膝に頭をあずけています。椅子の足もとでは、炭火を入れた小さな火鉢が赤く燃えています。二人は部屋を閉め切り、炭の煙で命を絶とうとしているのです。むき出しの壁には聖母子の絵が貼られ、娘の腰からははさみが下がっています。フランス国家がタサールにこの作品を注文したのは1849年。1848年の革命と、同じ年の夏にパリの労働者の蜂起が血を流して鎮圧された、その翌年のことでした。1850年のサロンに出品された後、リュクサンブール美術館に入り、1935年から1986年まではポワティエの美術館に預けられ、その後オルセー美術館に移りました。

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