
Rosso Fiorentino · PD
リュートを奏でる天使
作品情報
ストーリー
リュートに夢中のこの小さな天使は、ウフィツィ美術館でもとりわけ愛されている一枚だが、実は断片にすぎない。ロッソ・フィオレンティーノが1521年ごろ、より大きな祭壇画のために描いたもので、その祭壇画はのちに解体されて失われた。天使は聖母子と聖人たちの足もとに座り、彼らのために奏でていた。いま周りを囲む暗い背景は、後から加えられたものだ。その黒い層の下から、赤外線リフレクトグラフィーによって描かれた建物の一部と1521という年号が浮かび上がった。全体の構図は、1600年ごろにフランチェスコ・ヴァンニがシエナ近郊アッシャーノの教会のために描いた後代の模写から知ることができる。




