
Filippo Lippi · PD
受胎告知
作品情報
ストーリー
1447年ごろ、フィリッポ・リッピはフィレンツェのムラーテ修道院のために、この大きな《受胎告知》を描いた。厳格な戒律の女子修道院で、その名は文字どおり「壁に閉ざされた女たち」を意味する。修道女たちは壁の内に籠もって暮らし、外へは出なかったからである。その女性たちのために、彼は大天使ガブリエルがマリアの前に現れ、母となることを告げる瞬間を描いた。ここでのガブリエルはごく若く、マリアは背が高くほっそりとして、小さな書見台の後ろに立ち、まるで磁器の像のようだ。まわりでは別の天使たちがこの場に立ち会う。板は高さが二メートルを超える。今日ではミュンヘンのアルテ・ピナコテークに収められている。




