
Guido Reni · PD
アウロラ
作品情報
ストーリー
これはもともと壁に掛けるためのものではない。レーニは1614年、ローマの小さな庭園館の天井に直接これを描いた。館は宮殿のかたわらに建てられ、当代屈指の収集家であった枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼのためのものだった。その下に立ち、見上げてこそ意味がある。暁の女神アウロラは金色の衣をまとって先を舞い、花を撒きながら、若き太陽神アポロンの馬車を導く。そのまわりを、時を司る女神ホーラたちが輪になって舞い巡り、光がまだ暗い大地へと広がっていく。レーニは場面全体を、漆喰にはめ込んだ一枚の絵のように縁取った。だからそれは、開けた空に掛けられた絵のように見える。その天井は今もそのままで、毎月月初の午前中だけ一般に公開される。




