
Guido Reni · PD
エウロペの略奪
作品情報
ストーリー
1630年代の末、グイド・レーニはイタリアで最も引く手あまたの画家であり、注文はヨーロッパ各地から舞い込んだ。この作はポーランド王ヴワディスワフ4世ヴァーザによるもので、ボローニャからこの《エウロペの略奪》を取り寄せさせた。テュロスの娘エウロペは白い雄牛に腰かけているが、それは姿を変えたユピテルで、海を越えてクレタ島へと彼女を運んでゆく。レーニ晩年の様式は、明るく銀色がかった、ほとんど色あせたような色調と、画布にかすかに触れるだけのような軽い筆致に見てとれる。長くイングランドのロングフォード城に伝わったこの絵は、ボローニャ派を擁護した収集家デニス・マホンの手を経てナショナル・ギャラリーに入った。




