
[1] · PD
バッカント
作品情報
ストーリー
1862年の第二帝政のフランスで、等身大の裸婦を人前に掛けるには神話の名札が要った。ブグローがこの女性にバッカスの信女という名を与え、髪に葡萄の葉を巻かせ、足元に松かさの付いた杖を置いたのには、その事情もある。ローマ賞でイタリアに四年学んで帰り、教会装飾の注文で暮らしを立てていた頃の仕事である。横が2メートルを超えるこの画布を買ったのは、1864年4月、ボルドーの芸術友の会だった。ブグローは十代の終わりをボルドーで過ごし、この町の美術学校で最初の本格的な素描を習っている。父親はその同じ町でぶどう酒を商っていた。




